日に日に寒くなってきました。そんな季節、皆さまはマフラーをしていますか。
オシャレな柄のマフラーを街で数多く見かけるようになりました。手編みのマフラー、心のこもったプレゼントの一つです。
「首」は頭部と胴体をつなげる重要な部分であるのに関わらずとても無防備です。
喉 (気管の前)には、甲状腺という蝶の形をした内分泌臓器があり、甲状腺ホルモン(サイロキシンおよびトリヨードサイロニン)を分泌しています。
食物として摂取されたたんぱく質、脂肪、炭水化物は代謝され、体の組織を作る材料や体を動かすエネルギー源として利用されますが、甲状腺ホルモンにはこのような新陳代謝の過程を刺激し促進する作用があります。また、胎児の発育や子どもの成長にも重要な役割を持っています。
ちなみに、甲状腺刺激ホルモン、卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、絨毛性ゴナドトロピンには共通の似た構造があります(ブログにて説明済み)。
首には頸動脈という太い動脈が走行しており、柔道の締め技には頸動脈を通って頭部に行く血流を遮断することを目的とし首を絞めるものが多いです。
外出するときにはマフラーを着用し首を温めると頸動脈を通る血液を介して頭部が温まります。
マフラーには、オシャレと保温の一石二鳥の役割があります。
この時期は寒くて外に出るのも億劫になってしまいがちですが、たまにはマフラーをしてお出かけしてみませんか。
マフラーを巻いて首回りを大切にしたら、御利益(ごりやく)があるかもしれません。
「喉仏」があります。