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Medical
子宮頚がんはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスに感染することにより発症します。
HPVには、200種類以上の型があります。子宮頸がんの原因となるHPVの代表は16型と18型で子宮頚がんの原因の約65%を占めています。
20~30代で発見される子宮頸がんの80~90%はこの16型、18型が原因です。
10~14歳が最も効果的な接種年齢ですが、45歳までワクチンの有効性が証明されています。
HPVワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことが出来ます。
当院ではシルガード®9とガーダシル®という2種類のワクチンを取り扱っています。
シルガード®9は、従来のガーダシル®の4つのHPV型に、さらに5つのHPV型が加わったことでより幅広いHPV型に対する疾患の予防が期待できます。
日本では、子宮頚がんにおけるHPV16/18型の感染率は65.4%と報告されています。
シルガード®9は、これらに加え特にアジア人において感染率が高いと言われているHPV52/58型を含むことで、子宮頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバーします。
子宮頸がんワクチンが大多数の女性にとってメリットが大きい予防接種であることは世界的に認められております。
一方、重篤な神経障害などの副反応との因果関係がはっきりわかっていないところもあります。
接種のあとご家族などが接種者の様子を観察し、異変があった場合には速やかに病院を受診してください。
接種をご希望される方は、以上をご承知いただきますことをお願いいたします。
厚生労働省の感染症・予防接種相談窓口(03-5276-9337)もご活用下さい。