こんにちは、助産師です。
15日の月曜日、診療終了後に院長先生と愛育病院主催の医療連携ウェブ会議に参加しました。
助産師学校で授業を受けた愛育病院の山下先生が司会で、東京大学の永松先生など知っている先生方のお顔を拝見出来て懐かしかったです。
母子に関わる統計、東京都の周産期母体搬送システムに始まり、今注目すべきコロナに感染した妊婦、児への対応まで最先端のことを学ぶことが出来ました。
コロナワクチン接種の先行接種がはじまりました。
今日早速、患者さんからコロナワクチンについての質問がありました。
やはり、副反応と児への影響を気にされていました。
WHO(世界保健機構)やCDCというアメリカの医療機関の判断ではデータの蓄積がないため妊婦さんへのワクチン投与は積極的に推奨はしないとのことでした。
厚労省は新型コロナワクチンについて、法律に基づき、「はしか」や「風疹ワクチン」などの予防接種と同じように、原則として「接種を受けるよう努力しなければならない」とする方針でしたが、新型ロナワクチンについて、妊娠している女性に関する治験データが少ないことなどから、接種の「努力義務」の対象から妊婦を外すことに決まりました。
授乳中の女性に関しては対象とするということです。
院長先生から聞いた日本産婦人科学会の方針では、妊娠12週以上はワクチン接種をしても大丈夫とのことでした。
院長先生は、WEB会議の終了後に早速、東京大学産婦人科の永松先生にメールをして、妊婦さんに対するワクチン投与についての永松先生の個人的な意見を伺っていました。
このように、疑問な点があればすぐに大学病院などの先生方の意見をコンサルトできるのが、このクリニックの良いところだと思います。
今回は、大学病院等で責任ある先生方の会議に参加させていただき大変勉強になりました。
今日の学びを患者様に還元していけたらと思います。
患者さまも不安なことがございましたら気軽にご相談下さい。