皆さんこんにちは。
看護スタッフです。
先日、院長先生と一緒に東大病院主催の周産期セミオープン連携会議にWebで参加しました。
はじめは精神神経科の先生が精神疾患合併の妊産婦さんへの対応についてレクチャーされていました。
精神疾患の病気は大きく分けて統合失調症と双極性障害とてんかんがあります。
妊娠出産に関する精神の病気としてはマタニティーブルーズが有名です。
皆さんも1度は耳にしたことがあると思います。
マタニティブルーズは分娩後におこる一過性の軽いうつ状態をいいます。
日本人の約25ー30%の人にみられます。
通常は2週間程度で症状は消失します。
症状が2週間以上長引くと産後うつ病と診断されます。
マタニティブルーズ、産後うつ病とは別に産褥精神病という病気があるそうです。
産褥精神病ではせん妄や意識障害がみられます。
コロナウイルスの影響でコロナ鬱の方が増えていますので皆さんも気をつけてください。
規則正しい生活を心がけ適度な運動やリフレッシュが必要です。
日光に当たることも重要です。
日光を浴びることでセロトニンという神経伝達物質が分泌されます。
セロトニンには心を安定させてくれる働きがあります。
抑うつ状態予防のために1日15分程は日光に当たることを心がけることをおすすめいたいます。
後半はコロナの妊婦さんについての統計でした。
東大では約800人の妊婦さんを検査しましたが、PCR検査で陽性例はいなかったとのことです。
初めてのWeb会議でしたが普段は参加できないような会議に出席でき、とても有意義な時間を過ごすことができました。