こんにちは!事務スタッフです。
今回は不育症と近年新しく報告された不育症の原因と考えられる自己抗体(β2GPIネオセルフ抗体)についてお話しようと思います。
不育症は不妊症に比べてまだまだ認知が低く、不育症という病気について詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
日本では不育症の患者の半数以上が原因不明といわれています。
そのため、どのように治療していいのかわからないことも多いです。
不育症は抗リン脂質抗体という自己抗体によって、細い血管が血栓で詰まってしまうことで、発病することがあります。
近年の研究で、不育症の原因と考えられる新たな自己抗体が発見されました。
この新しい自己抗体はβ2GPIネオセルフ抗体と言い、血栓症などの原因にもなります。
原因不明の不育症の女性のうち約20%がこの抗体が陽性で、不育症の原因やリスク因子となりうると考えられています。
当院では、不育症の患者さんに対してこの新しい自己抗体の検査(β2GPIネオセルフ抗体検査)を導入しました。
不育症は原因不明なことが多いので、不安なことは私たちにもご相談ください。
一緒に克服していきましょう。