妊娠初期のお腹の痛み:スタッフブログ (241)|まつみレディースクリニック|港区・田町・浜松町の産科・婦人科・不妊|女医在籍

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妊娠初期のお腹の痛み:スタッフブログ (241)

妊娠初期のお腹の痛み:スタッフブログ (241)|まつみレディースクリニック|港区・田町・浜松町の産科・婦人科・不妊|女医在籍

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

わたしは自粛を苦痛と思わない派ですので、それほどストレスを感じずに過ごしております。

今月末からは、ゴールデンウィークで休診になる病院も多いかと思います。

そこで、今日は、妊娠初期のお腹の痛みについてお話しさせていただきます。

 

妊娠すると、様々なからだの変化が起こります。

妊婦健診につかせて頂きますと、妊娠初期の腹痛や下腹部の違和感を訴えられる方が多いように思います。

腹痛の訴え方としては、次のようなものが多いです。

 

●チクチクしたような痛み

●お腹が引っ張られるような痛み

●生理痛のような痛み

 

原因としては、妊娠すると子宮への血流が増加することや、赤ちゃんの成長に伴い子宮が大きくなるため、子宮の周りの靭帯が引っ張られることなどが考えらています。

かなりはやい段階から感じる方や、まったく感じない人まで個人差があります。

我慢できないほどの腹痛でなければ、生理的なものと考え様子を見ていただいても良いかと思います。

 

ここで心配なことは、流産だと思います。

ただ、妊娠の15%は流産になると言われています 。

初期の流産の多くは妊婦さんが原因のものではなく、赤ちゃんの問題によるもので、妊娠12週より早い時期で起こる場合がほとんどです。

一方、出血や下腹部痛などが起きて、流産の可能性がある状態を切迫流産といいます。

残念ながら流産になってしまうこともありますが、早めに対処し治療することで妊娠を継続できる場合も多くあります。

 

受診を要する腹痛と様子を見て良い腹痛の程度が分からないと言われる方は沢山いらっしゃいます。

ご自身で判断できない時は、ご連絡または予約し受診ください。

いつでもお待ちしております。