みなさん、こんにちは。看護スタッフです。
院長先生は毎日プロテインを飲んで、ダイエットしています。
4月から8キロ以上やせたとのことです。
院長先生のEnglish Blogにはダイエットと月経異常のテーマがありますが、助産師が妊娠糖尿病について書いていましたので、わたしは月経異常と肥満についてお話したいと思います。
肥満を伴う月経異常の病気は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が有名です。
PCOSの方は排卵障害になります。
通常は排卵に向けて数十個の卵胞が育ち始めますが、成長して排卵されるのは1個の卵胞です。
その他の卵胞は成長途中で退縮していきます。
PCOSは卵胞の成長が途中で止まり、いくつもの小さな卵胞が卵巣内にとどまりうまく排卵されない疾患です。
20~30人に1人発症していると言われています。
当院では不妊治療を行っているということもあり、PCOSの患者様が多くいらっしゃいます。
PCOSは不妊の原因のひとつといわれています。
その他の症状としては月経異常(無月経・希発月経・無排卵周期症)、男性化徴候(多毛・にきび・声の低音化・陰核肥大)、肥満などがあります。
PCOSはホルモン検査や、超音波検査によって少卵胞(ネックレスサイン)を多数認めます。
またアンドロゲン(男性ホルモン)にも排卵を妨げる働きがあります。
肥満などによって血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌が過剰な状態が続くと男性ホルモンが増加して卵胞の発育を抑制し、卵巣の膜を厚くして排卵を妨げてしまいます。
●月経不順
●太っている
●ニキビができやすい
●多毛
など心当たりがある方は一度検査をしてみてもよいかもしれません。