こんにちは、事務スタッフです。
近頃、当院で子宮鏡のご予約が増えてまいりました。
そこで、今回は自分の勉強も兼ねて子宮鏡について書いていこうと思います。
子宮鏡検査とは膣から子宮内に特殊なカメラを通して子宮内部の様子を直接観察する検査のことで、仕組みは胃カメラと同じです。
しかし、胃カメラとは違い、使用する医療機器が直径3mmほどなので、ほとんど痛みを感じることはありません。
麻酔も必要ありませんので、日帰りで検査が可能です。
検査は15分程で完了いたします。
当院では、TV画面で子宮内の様子を一緒に見ることができ、終了後すぐに結果を聞くことができます。
子宮鏡検査では子宮筋腫(筋肉の異常増殖により子宮壁にできるこぶのような良性腫瘍)や子宮内膜ポリープ(子宮内膜細胞の異常増殖によりできるイボの様な良性腫瘍)などの診断が可能です。
これらは良性腫瘍ですが、位置によっては受精卵の着床を妨げてしまうため治療が必要な場合があります。
超音波検査と違い、子宮鏡検査では内部の様子をカメラを使って直接観察できるので、子宮筋腫などが疑われていなくても不妊検査として受けられる方もいるそうです。
子宮鏡検査は東京都不妊検査等助成事業と東京都不育検査助成事業に含まれていますので、助成の対象となります。
検査できる時期が月経終了直後から排卵日前までとなっておりますので、子宮鏡検査に興味のある方はぜひ一度ご相談ください!