妊婦中にママが風疹にかかると、お腹の中の赤ちゃんが風疹ウイルスに感染してしまう可能性があります。
赤ちゃんが風疹に感染すると、難聴や、心疾患、白内障、緑内障、精神や身体の発達の遅れなどの障害をもった赤ちゃんが生まれる頻度が高くなり、それは妊娠週数がはやければはやいほど母子感染する可能性が高いと言われています。
現在、特にワクチン未接種の20~40代の男性を中心に、風疹が流行しており、妊娠出産年齢女性への感染が波及しています。
感染経路は、飛沫感染(咳、くしゃみ)、接触感染、母子感染です。
風疹の抗体がないことに気付くのは、妊娠初期の採血で気付かれる方が多いのではないかと思います。
妊娠してからでは、風疹のワクチンを接種することは出来ません。
ですので、これから妊娠を望む方はまずは抗体検査をおすすめします(ワクチンを接種した場合は、2ヶ月間避妊が必要)。
妊娠してから抗体がないことに気付かれた場合は、人混みを避ける、夫もしくは同居しているパートナーに抗体検査と必要であればワクチンを接種してもらってください。
これから、オリンピックが始まりますし人流は増えます!
各自治体では、妊娠を希望する女性やその夫、家族を対象に、風疹の抗体検査、MR(麻疹風疹混合)ワクチンまたは風疹ワクチンの接種の助成を行っています。
是非、ご活用していただけたらと思います。