こんにちは。助産師です。
暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、猛暑中は特に注意していただきたい、脱水予防についてお話します。
脱水とは、体の水分が足りなくなっている状態で、めまい、食欲減退、手足のしびれ、こむら返り、頭痛、吐き気などの症状があります。
成人女性に必要な1日の水分量は、食事中の水分もあわせて1~1.5Lと言われています。
妊婦さんは赤ちゃんのためにも水分の必要量は増えているので、1.5~2Lを摂るように推奨されています。
普段水分を摂る習慣がない方にとってはなかなか難しいですが、少しずつでもよいので、こまめに飲むように意識してみてください。
妊娠中は頻尿になることが多いですが、そのために水分摂取を控えて脱水になってしまうと体により大きな負担がかかってしまうので、水分は控えないようにしましょう。
一気飲みをすると頻尿になりやすいので、こまめに飲むのがポイントです。
また、つわりがある方は、スポーツドリンクや経口補水液が推奨されています。
それらも飲みにくい場合は飲みやすいものでよいので、飲めるときに飲んでください。
水分摂取ができないときには点滴で補給をした方がよいときもありますので、ご相談ください。
お小水はだいたい3~4時間ごとに行くようにしてください。
しっかり飲んで、しっかり出すことで体内の水分循環がよくなります。
循環がよくなると、脱水だけでなく、むくみや高血圧の予防にも繋がります。
脱水だと便秘にもなりやすく、便秘は痔に繋がりますので、その予防のためにも水分補給を意識してみてくださいね。