こんにちは、事務スタッフです!
今回は8月からクリニックでできるようになった「子宮内フローラ検査」について書こうと思います。
人間の身体の中には様々な菌が生息しています。
腸内フローラという言葉はよく耳にしますが、最近、不妊治療の領域で注目されているのが、「子宮内フローラ」です。
これまで、
「子宮には細菌は存在しない」
そう考えられてきましたが、次世代シーケンサーと呼ばれるDNAの塩基配列を高速に読み解く装置が登場したことで、子宮内の微量な細菌の存在が明らかになりました。
最新の研究で、子宮内の善玉菌(ラクトバチルス菌)が多いグループと少ないグループを比較すると、妊娠率、生児獲得率が大きく異なることが報告され、「子宮内フローラ」に注目が集まるようになりました。
今回当院で導入した「子宮内フローラ検査」は、次世代シーケンサーを用いて、子宮内の善玉菌のラクトバチルス菌の割合を調べる検査です。
検査は専用のキットを用いて子宮内から子宮内膜の液体を採取し、約3週間で結果が出ます。
もしも、「子宮内フローラ」が乱れていた場合は、適切な抗生剤とサプリを飲むことで、正常な子宮内環境に近づけることができます。
当院では、これまでタイミング法や人工授精を行っても妊娠に至らなかった不妊症や、流産を繰り返す不育症の方に検査をしていく予定です。
妊娠しやすい身体になるためには、あなたの「子宮内フローラ」を知ることは大切です。
「子宮内フローラ検査」を希望される方は、院長またはスタッフまでお問い合せください。
詳しい検査の流れなどを説明させていただきます。