新年おめでとうございます。
今年もまつみレディースクリニック三田をどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年のブログもスタッフが先取りして提出してくれまして、モチベーションの高いスタッフに感謝です。
昨年はコロナ禍でなかなか大変な1年でしたが、年も新しくなりまして、希望に満ちた明るい気持ちで日々歩んでいきたいものです。
2018年12月3日に開院したクリニックは今年は5年目(正確にはまだ丸3年とちょっと)を迎えることになりましたが、スタッフが見繕ってくれた正月飾りや鏡餅が微笑ましいです。
昨年度末の12月28日は仕事納めでした。
診療は午前中だけにしましてスタッフの皆さんは大掃除。
1年間スタッフの皆さんは本当に頑張ってくれました。
私はクリニックをさらに飛躍させるため、学生の頃から親友の東京大学腫瘍外科石原聡一郎主任教授と打ち合わせでした。
石原教授とは鉄門ヨット部の同級生で江ノ島(やお互いの下宿)でよく一緒に寝泊まりしたものです。
コロナ禍のため、2人でゆっくり会うのは、山王病院から東京大学に石原先生が栄転された直後の赤羽の会(2018年10月12日のブログ参照)からちょうど3年振りでした。
石原先生は相変わらずの人格者で、仕事納めの日には学位審査などのアカデミックな仕事も立て込んでいたそうで、大変お疲れでしたが、
「ぼくにできることだったら何でも言って」
と親身になって一緒にいろいろな構想を練ってくれました。
昨年度より、東京大学産婦人科学教室から曾根講師に診療に参加してもらい、婦人科精密検査(子宮頸がん二次検査:コルポ診)を含む腫瘍外来をはじめましたが、腫瘍(がん)とクリニックが力を入れて行きたい領域で特徴的な診療ができることとしては
①:がん生殖
②:がんゲノム医療
③:次世代がん診断(がん検診)
などが挙げられます。
また、リンチ症候群(遺伝性非ポリポーシス大腸がん) という若い年齢で大腸がんや子宮体がんを発症する病気や潰瘍性大腸炎などの自己免疫の異常による腸疾患の話もクリニックがフォーカスを当てていきたい生殖免疫の領域と関連がありそうです。
開業してからは可能な限り学会に参加してきましたが、小さなクリニックで閉ざされた人間関係に完結しているとなかなか新しい知識が入ってこないものです。
東京大学産婦人科学教室からは開業の報告以来多大なご支援を賜っておりますが、今後は東京大学腫瘍外科、大腸外科や血管外科とも医療連携が構築できそうです。
将来的にはクリニックで外科や内科など他科の先生方にも診療を手伝ってもらい、目指している方向に少しずつクリニックの舵を切っていきたいものです。
打ち合わせ前に久しぶりの神楽坂をゆったり歩いてみましたが、冬の冷たい空気と提燈が良い気分転換をさせてくれました。
毘沙門天善国寺や提燈の写真は宜しければ、Facebookもご覧ください。