こんにちは。
事務スタッフです^^
いよいよ八月になりました。
皆さんは今年のお盆はどうお過ごしの予定ですか?
コロナウイルスの第七波が到来したということで世間の不安が募る一方、海開きや花火大会等今年は前年度に比べ比較的自由度の高い夏になりそうですね!
今回はお盆をテーマに書いてみたいと思います。
お盆に見かける、「精霊馬(しょうりょううま)」を皆さんご存じですか?
里帰りした際に、なすやきゅうりに割りばしが刺さった不思議な飾り物を一度はご覧になったことがあると思います。
実はこの不思議な形の「精霊馬」、ちゃんと意味があったのです。
お盆はなくなった先祖や家族を一定の期間だけこの世に連れ戻すというもの。
限られた期間ですから、できるだけご先祖様にはこの世に長くいてほしいというのが親族の願いでしょう。
先祖をこの世に迎える「迎え盆」の際には早く呼び寄せるため、足の速い馬に見立てた「きゅうり」を、あの世にお送りする「送り盆」の際にはゆっくり帰ってもらうため、足の遅い馬に見立てた「なす」を飾るということなのです。
地域によって異なる場合もあるようですが、しっかり意味があったのですね。
なぜきゅうりとなすなのか気になった方もいるかもしれません。
その理由は、きゅうりとなすが夏の野菜であるため、旬のお野菜をお供えしようという考え方この二つが選ばれたそうです。
沖縄ではさとうきびが使用されたり、もっと工夫を凝らしたところだととうもろこしやゴーヤが使われたり、地域によって使う野菜に違いがあるのも面白いですね。
一見不思議に見える精霊馬。
帰郷した際に見かけた際には、ご先祖や家族に思いをはせてみてくださいね。