まつみレディースクリニック三田は2018年12月3日の開院から数えまして、創立から4周年が経ち、2022年12月3日から5年目が始まりました。
今年の8月末からのコロナ感染者が原因で、常勤スタッフ4名のうち、一気に同日に予告なく3名がクリニックに来なくなり、退職。
引き継ぎもなく常勤スタッフが1名になるというトラブルにも遭遇しましたが、主任が踏ん張ってくれています。
慶応義塾大学及び東京慈恵会医科大学のインターンスタッフとMRT社の派遣看護師が主任を支えてくれていまして、現在も何とか診療を継続しています。
9月からの常勤スタッフが1名という非常事態に続き、11月に急性腰痛症になり手術を中止。
大幅な診療制限を続けていまして、患者さまには大変なご迷惑をおかけしておりますが、11月中旬からスタッフも増えてきましたので、これからスタッフ一同、精一杯港区の地域医療に貢献していく所存です。
このような厳しい環境にありましたが、今年はネオセルフ抗体の臨床研究を継続し、名古屋で開催された日本不育症学会から始まり、夏の福岡での日本産婦人科学会インターナショナルセッション、さらに、11月には高知で開催された日本生殖免疫学会でも、この研究結果を発表することができました。
地域医療に貢献するだけではなく、学術活動も進めていけるクリニックを開業以前より目指しておりましたが、少しずつ思い描いている方向に船は進んでいると思います。
今年は、昨年度より診療チームに加入している藤井達也先生が東京大学から国内研究留学で成育医療研究センターに異動しました。
山王病院の中山敏男先生に加えて、杉山産婦人科から堀川隆先生もメンバーに加わってくださり、みんなで力を合わせてクリニックを良くしていきたいものです。
東京大学産婦人科からは、新しく産婦人科医療全般と婦人科腫瘍も専門の山口広平先生も加入。
東京大学産婦人科の大須賀穣主任教授は鉄門ヨット部の大先輩でもあり、いつも多大なるお力添えを賜りまして、大変ありがたい限りです。
港区医師会においては、坪田淳医師会長以下、皆さまに大変よくして頂いています。
今年は、医師会主催の美術展やみなと区民まつりでも他地区の先生方と交流が深められました。
コロナ禍でなかなか交流が進まなかった昨今ですが、漸く懇親会などでもよく笑い、楽しく過ごすことができるようになりました。
クリニックの方は、子宮内細菌叢検査(子宮内フローラ検査)の施設認定、難病指定医の資格に加えて、産科婦人科遺伝診療学会でのPGT-Aの講習会も修了しました。
新たに、がん研究会有明病院乳腺外科や順天堂順天堂医院との医療連携も構築できました。
まだ、12月を残していますが、この1年でクリニックはまた少し成長したように思えます。
これからもできる範囲で、一生懸命、港区地域医療に貢献するべく努力いたしますので、まつみレディースクリニック三田をどうぞ宜しくお願い致します。
年度末、インフルエンザとともに、新型コロナ感染症がまた増加してきました。
ウクライナ地域などの紛争など穏やかでない世界情勢ですが、サッカーのワールドカップも始まりました。
もうすぐクリスマス。
健康に注意して、年末にはゆっくりと2022年を振り返りたいものです。