こんにちは、看護部です。
春らしい日が続きますね。
今回は前回に続き、子宮内フローラについてご紹介させていただきます。
◯検査の方法
検査は綿棒またはピペット(吸引方式採取具)を用いて腟内擦過物や子宮内腔液を採取します。
そして、そこに含まれる細菌のDNAを検査会社が専門の検査装置で分析してラクトバチルス属菌の割合を調べます。
検体に含まれる細菌のDNAを検査するため、ラクトバチルス以外の細菌、常在菌や細菌性腟症の原因となる細菌の割合も1回の検査で分かることもあります。
体外受精を行っている不妊治療クリニックなどの医療機関でも治療に使われています。
子宮内フローラ検査をいつ受けるかは、医師とご相談ください。
現状は、反復着床不全や反復流産をされている方や様々な検査を行っても不妊の原因が見つからない方などが検査を受けられる傾向にあります。
また昨今はその重要性から、不妊治療の初期に受ける検査として採用いただくクリニックも増えてきています。
子宮は妊娠、出産するにあたり、とても大切な役割を果たします。
そのため、これから妊娠を望むすべての方はご自身の現在の子宮内環境(子宮内フローラ)を把握したい方にも受けていただける検査です。
必要なときに医師から検査の提案をさせていただき、検査の結果子宮内フローラのバランスが悪ければ、子宮内環境を改善する治療を行っていきます。
当院では子宮内フローラ検査を先進医療として実施することが可能です。
検査は月経終了から次周期月経開始までに行います。
詳細はスタッフまでお問い合わせください。