みなさん、こんにちは。
受付スタッフです。
先日、当院の院長先生が神戸で『アジア生殖免疫学会』に参加してきました。
そこで院長先生は『ネオセルフ抗体と補体の消費量との相関関係について』の世界初の発表をしました。
簡単にネオセルフのお話をすると、ネオセルフ抗体は血管などの組織の炎症を引き起こすことで不妊症・不育症の原因となります。
炎症があると自己抗原となるタンパク質が、病気のなりやすさなどの免疫と関係するヒト白血球抗原クラスⅡというタンパク質と結合してできる複合体を作ります。
ネオセルフ抗体は、自分の組織にあるこの複合体を攻撃することで、自己免疫疾患を引き起こす抗体のことを言います。
当院ではこのネオセルフ抗体を測るための検査を行っています。
反復して流産をしてしまう方(不育症)や反復着床不全(不妊症)の方が対象となる検査です。
血栓症とも関係しますが、これ以外にも検査が有効である方もいます。
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検査をもとに、低用量アスピリン療法を実施します。
実際に治療をすることで不妊症の方で31.5%、不育症の方で37.3%の確立で生児獲得率が上昇したという研究結果も出ています。
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不妊治療、不育治療をしていて、なかなか思うように治療が進まなかったり、生児獲得ができない方は一度、当院に是非お越しください。
当院長がみなさま一人一人に寄り添ってそれぞれにあった治療法を提案致します。
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次は、ネオセルフ抗体と卵巣機能の研究成果を『抗加齢医学会』発表する予定です。