みなさん、こんにちは。受付スタッフです。
7月も入り、港区在住の方は無料のがん検診のお知らせが届いてる頃かと思います。
当クリニックでも子宮頸がんの検診及び20歳~49歳までの港区在住のすべての方を対象に超音波の検査(子宮の中を超音波の機械を使って行う検査)を行っております。
超音波の検査では通常の触診検診だけでは発見が難しい子宮の奥の病変の有無について超音波検査によって子宮や卵巣などを診察します。
子宮頸がんには陰性・陽性だけの結果ではなく、以下の内容に細かく分かれています。
・NILM:陰性(異常なし)
・ASC-US:軽度扁平上皮内病変疑いあり
→子宮部の表面の細胞(扁平上皮細胞)に、NILMか軽度異形成(CIN1)か区別がつかない変化が見られる状態。
・ASC-H:高度扁平上皮内病変疑い
→子宮頸部の表面の細胞が、中等異形成(CIN2)または高異形成・上皮内がん(CIN3)の可能性がある状態です。精密検査が必要です。
・LSIL:HPV感染」軽度異形成(CIN1)
→子宮部の表面の細胞に、軽度異形成(CIN1)が見られる状態です。早急に精密検査が必要です。
・HSIL:中等異形成(CIN2)、高度異形成・上皮内がん(CIN3)
→子宮頸部の細胞に、中等異形成(CIN2)または高度異形成・上皮内がん(CIN3)がみられる状態です。早急に精密検査が必要です。
・SCC:扁平上皮がん
→扁平上皮がんは粘膜の表面にある扁平上皮という細胞にできるがんです。
・AGC:異型腺細胞
→子宮頸部の粘液を分泌する細胞(腺細胞)が、がんに変わった状態です。
・AIS:上皮内腺がん
→上皮内腺がんはごく初期の腺がんのこと、腺がんは子宮頸部の粘液を分泌する腺細胞にできるがんです。
・Adenocarcinoma:腺がん
→子宮頸部の粘液を分泌する腺細胞のがんです。
・Other:その他のがん
→子宮頸がん以外のがん
陰性ではないが問題のない結果や、すぐに精密検査が必要な結果などさまざまな結果がありますので、陰性ではない結果がでてしまっても焦らず、まずは医師の説明を聞いてください。
早期発見により早期の治療が可能になります。
子宮頸がんの検診の頻度はの進行度や治療法によって異なりますが、一度受けてからは約半年~一年と定期的に行うことがいいと言われています。
まだ受けたことがない方や今年まだ受けていない方は特に港区在住の方は無料で行うことができますので、是非受けてみてください。
当クリニックでは港区在住ではない方も子宮頸がんの検査を行うこともできますので、詳しくはHPやお問い合わせをお気軽にご連絡下さい。
そして、定期的な検査を心がけましょう