新年おめでとうございます。
皆さまには、幸多き新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。
まつみレディースクリニック三田は開業して6度目の新年を迎えることができました。
長く続いた新型コロナ感染症による様々な行動制限も解除され、海外からの日本に来られる方も増えてきました。
テレワークが普及し、働き方改革により、生活にしめる仕事の割合が減って、わたしが若かりし頃に教育を受けた頃と比較すると、人生を楽しむことに重きをおく若者が増えていると実感します。
6度目の新年を迎えるクリニックですが、昨年は不育症や不妊症の着床障害や免疫異常にフォーカスした質の高いオーダーメイド医療の提供を心がけてきました。
頼れるドクターという雑誌では不育症についての記事を執筆させていただく機会を得て、クリニックも大きく取り上げていただきました。
信頼できるクリニックの紹介サイトで東京不育症で2番目に、港区産婦人科では1番のお勧めクリニックとして紹介していただきまして、こちらも大変ありがたい限りです。
今後は不育症についての診断と治療についてはオンライン診療を中心に展開していく予定です。
診療のアウトカムを振り返ることにもつながるため、スタッフと一緒に臨床統計をまとめることにも努めてきましたが、おかげさまで、昨年度は国際学会を含む5つの演題発表を行うことができました。
また、英文を含む、2つの学術誌での論文発表を行いました。
論文をクリニックから発表したことにより、クリニックは正式に府省庁から研究機関として認定され、わたしも日本産科婦人科学会指導医になるとともに、開業医ですが研究者としての国際的なIDを修得しました。
昨年度は、1月から8月までスタッフの不手際で予約が制限されるという事態になっていて患者さまには大変ご迷惑をおかけしましたが、9月以降にトラブルは解消致しました。
仕事帰りの方にも、医療を提供するために、少人数にも関わらず診療時間を9時から(土曜日は8時30分)から19時30分ころまでの長時間としていた影響もあり、12月末にスタッフが非常勤1名を除き一斉に離職。
今年度からは、診療時間を短縮する方向で診療します。
なお、1月は非常勤スタッフと一緒に診療を行い、2024年2月ころから常勤スタッフをRe-openし、順次スタッフを5名程度に増員していく予定です。
今年度中にクリニックをより利便性の良いところに移転する計画も進行中です。
新加入の常勤スタッフの研修が修了次第、さらにスタッフを増員予定ですので、興味のある方はこちらのエントリーも宜しくお願い致します。
医師がすべての診療を行うと、対応できる患者さまの数が限られます。
2024年度からは簡単な検査説明などはコメディカルの対応とする予定です。
上記、ご理解をいただき、今後ともクリニックを何卒宜しくお願い申し上げます。
現在、東京大学産科婦人科学教室の大須賀穣主任教授が会長をされる日本産科婦人科学会総会で、卵巣における慢性炎症についての学会発表を行う準備を進めています。
2023年10月末で東京大学産婦人科からの医局長人事による医師派遣は終了し、代わって日本赤十字医療センター部長の笠井靖代医師と中央区で開業されている干場みなみ医師の女性医師2名が、診療のお手伝いをしています。
学会に出席することは、新たな知識の吸収につながります。
これからも非常勤医師を含めた診療チーム全体として幅広く医療を提供し、医療の進歩にもついていきたいものです。
クリニックで最も大切なことは、質が高く居心地の良い医療を通して、患者さまが安心した生活を過ごされることだと考えています。
小さなクリニックではありますが、スタッフ一同、出来る範囲で港区の地域医療と医療の進歩にも貢献していく所存です。
今年もまつみレディースクリニック三田をどうぞ宜しくお願い致します。