栗を食べました。甘かったです。
今日は秋の味覚、栗について書きたいと思います。
栗はブナの仲間(ブナ科クリ属)で、4つの種類があります。
国内で一般的に目にする日本栗、天津甘栗でお馴染みの中国栗、マロングラッセのヨーロッパ栗、そして日本では珍しいアメリカ栗です。
美味しい栗の見分け方ですが、①地面に落ちている栗は熟していて木から自然に落ちてきます。木になっている栗はまだあまり美味しくないようです。②穴のあいていない栗。害虫(クリシギゾウムシ)が栗の穴に潜んでいる可能性があります。元々、栗の中にいた虫が外に出るときに穴が開くので穴のない栗を選びましょう。③重くてふっくらした栗。新鮮なので水分を多く含み重たくなっています。表面に光沢もあり、ふっくらした栗は見た目も美味しそうです。
皆さんも栗拾いに行かれるときはこのような栗を拾って下さい。
枯れ葉もそうですが、熟した栗が木から自然に落ちて(離れて)くる現象は、アポトーシス(apoptosis)といわれる、多細胞生物の細胞が死滅する(細胞死)形式のひとつ(他にネクローシスとネクロプトーシスがある)の語源です。
アポトーシス(apoptosis)、apo-(離れて)とptosis(下降)です。
栗の主成分はデンプンですが栄養素(ビタミン、カリウム、食物繊維など)もかなり豊富に含まれていますので身体にも良さそうです。
栗の料理はいろいろとありますが、やはり栗をひとつひとつ剥くのは大変です。
でも、手がかかっているからこそより一層美味しく頂けるのかもしれません。