昨日は、根津神社へお参りののち、上野の国立科学博物館で開催されている大哺乳類展にお邪魔してきました。
哺乳類の特徴は①体温を一定に保つ(恒温性)と②胎生と哺乳による子育てそして③躍動的な移動運動(ロコモーション)があげられます。
哺乳類は世界中には5400種以上いるそうで、最初の展示ブースでは、骨格標本を用いてロコモーションの仕組みについて説明していました。
最大の特徴は、両生類や爬虫類と比べると哺乳類は肢(足)が胴体から伸びてくる方向が前2者と異なり、(肢が)胴体の真下の方向(=重力がかかる方向)に出ているということです。
言い換えると、肘と膝が90度ではなく一直線に胴体を支えているので、体重を支え俊敏な動きが可能です。
哺乳類が足を地面に接着させる方法は大きく3つに分けられる。
1、蹠行:かかとを地面につける。例えば、パンダ。
2、指行:指をつける。例えば、ライオン。
3、蹄行:蹄を地面につける。例えば、トナカイ。
哺乳類の歩行は大きく4つに分けられる。
①ウォーク、常歩。②トロット、速歩 。③キャンター、駈歩 。④ギャロップ、襲歩。
それ以外にも、爪で歩くアルマジロや、肩を支点のイモムシのように動くアザラシ、指を折り曲げるゴリラ(ナックルウォーク)など、特徴的な歩き方もあります。
このように、図表や解析映像も交えて歩行に関する解説、面白く楽しめました。
「地に足をつけて」
英訳は、Steadilyでしょうか。
足底筋膜炎による運動不足から足の筋肉がやせ細ってしまい、少しずつリハビリ中のわたしにとっても大切な教えです。