第6回目の第2回アジア生殖免疫学会学術講演会の参加報告です。
当院からの発表演題の解説をしています。
前回までで4つのパートの前半2つの解説を致しました。
スタッフにもいつも話をしていますが、耳慣れない単語は何度も耳から反復して注力することが大切です。
おさらいします。
Title: Relationship between Uterine Microbiota and NK Cell Activity and Complement Consumption in Infertile Patients with Implantation Failure
Author: Hirotaka Matsumi MD, PhD Matsumi Ladies Clinic
日本語で演題から訳すると以下のようになります。
演題名:着床不全不妊症症例における子宮内細菌叢とNK細胞活性および補体消費量の関係
目的と方法:着床不全不妊症および流産既往不妊症・不育症症例の子宮内細菌叢とNK細胞活性および補体消費量との関連性を解析し、全身状態が子宮内環境に与える影響を調べることを目的として、細菌叢と免疫と炎症に関する全身のバイオマーカーを調べた。
第6回は、③Result、④Conclusionsの4つのパートの後半の2つの解説からでしたね。
後半の2つ③結果、④結論の和訳になります。
結果:子宮内細菌叢がラクトバチラスが多い症例ではÑK細胞活性が高く、補体消費量は少なかった。
結論:免疫異常と子宮内細菌叢は独立した要因である可能性が高く、慢性炎症状態は子宮内細菌叢に影響を与える。
耳慣れない単語の羅列で大変失礼しました。
これでも何度も書き直しましたが、、。
ジョークを交えてみるとこんな感じでしょうか。
子宮内という環境にいろんな細菌が集まってますが、NK細胞はそのパーティーとは無関係、わかりやすく言い換えてみれば、会合にNK細胞は招待されていないと怒っているみたいです。
むむっ、外したか。。
火消し、火消し、、。
ぼやっとしてると、慢性炎症になる。