随分ときが経ちましたが関西に拠点を移して、2月に参加した兵庫県での東京大学関係者の集まり、兵庫東大会参加報告の続きになります。
久元神戸市長の都市経営に関する講演では、インフラ整備すなわち土地を交通網を発展させることによって、都市を進化させていくことの重要性とともに、地域振興のひとつとして農業や漁業、食についても触れられていました。
健康やヘルスケアを考えるとき、日々の食生活は欠かせない要素です。
兵庫県には身体にやさしく、地域の気候や文化に根ざした“健康につながる食材”が多くあります。
食材が持つ栄養成分や発酵にかかわる酵素は体調を安定させてくれて、生活習慣病の予防にも役立ちます。
兵庫を代表するのが明石の魚介類です。
潮の流れが速い明石海峡で育つ鯛やタコ、穴子は高タンパクで脂質が少なく、ミネラルも豊富です。
特にタコに含まれるタウリンは、肝機能の改善に役立ちます。
淡路島の野菜も大きな魅力です。
玉ねぎに含まれる成分は血流を整え、抗酸化作用もあります。
加熱すると甘みが増し、料理に使うだけで自然とヘルシーな食事になりますよね。
母校とも深くかかわりがある灘五郷の発酵文化は観光のひとつにもなっています。
酒粕や甘酒に含まれる発酵由来の成分は、腸内細菌のバランスを整え免疫機能にも良いといわれます。
山間部の但馬地域では、但馬牛をはじめとした“量より質”の食文化が根づいています。
神戸ビーフは有名ですが、肉に含まれるグルタミン酸は旨味のもとで、満足感を高めて食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
こうした兵庫の食文化のことを考えてみると
“健康は日々の食卓から育まれる”
ということを改めて感じます。
地域の食材が持つ栄養素や発酵の力を上手に取り入れることは
無理のない健康づくりに大切だと思います。

