新潟といえば、やはりおいしいお米と日本酒が思い浮かびます。
そのどちらも、冬に降り積もる雪が山々に抱かれ、
長い時間をかけて清らかな水となって大地を潤すことで育まれます。
厳しい自然と向き合う土地だからこそ、人は静かに丁寧に粘り強く育つのだと思います。
その「新潟らしい気質」は、学生時代をともに過ごした同級生の姿にも感じられます。
東京大学で所属していた全学部対象のテニスサークルは、東京大学で最も強いテニスサークルで、そこではわたくしは飲み会要員のような存在でした。
医学部学生しか所属できない鉄門テニス部では、わたくしはその学年のエースで、一方、彼はキャプテンとしてコートに立っていました。
大学に入ってからテニスを始めたにもかかわらず大変な努力家のキャプテンとして、
真摯に部をまとめる姿には自然な信頼感がありました。
寒さが厳しい冬の季節には、雪国は豪雪により交通インフラも障害を受けます。
体温が下がると、酵素反応に基づく身体の機能も一般的に低下します。
彼はそのような厳しい環境の地方出身者ですが、灘高校や東京大学の学生時代からよく知られた秀才で、米国ハーバード大学でも学んだ経験があります。
医師として米国で学んだあとでも歩みを止めず、今も人間として政治について誠実に努力を重ねている姿には、雪国で育った人らしい静かで揺るがない強さがにじんでいます。
調子が悪いときは互いに助け合う。
これは灘高校で教えられた大切な精神に通じます。
灘もまた、六甲山系の名水に恵まれた日本有数の酒どころ。
米と山からの水が、いい日本酒を生むように
人もまた、環境と仲間に育まれ、その強さが静かに醸されていく。
雪国の人々の営みには、揺るがぬ芯が確かに息づいていると思います。

