「昔からアレルギー体質で…」
「疲れが溜まるとすぐに風邪を引いてしまうんです」
といったお話をよく伺います。
周りに風邪を引いている人がいても平気な人もいれば、すぐにもらってしまう人もいます。
実は、この「風邪の引きやすさ」の正体は、私たちが固有にもつ免疫システムの「クセ」によります。
免疫の「個性」とはその人が持つ体質が決める
免疫は外敵から身を守る防衛軍といえますが、その反応の仕方は人それぞれ。
大きく分けて2つのタイプがあります。
反応が「よわい」タイプ、いわゆる虚弱体質です。
ウイルスが侵入しても、防衛軍が動き出すのが遅かったりパワーが足りなかったりします。
その結果、ウイルスに先を越されて「風邪を引きやすい」「こじらせやすい」状態になります。
反応が「強すぎる」タイプ、いわゆるアレルギー体質です。
本来は身体に害を及ぼさない花粉や食べ物にも過剰に反応してしまいます。
どちらが良い・悪いではなく、大切なのは「過不足なく、バランスが取れていること」です。
「体質」とは、もともとは遺伝的に決まった(=遺伝的な)身体に備わったいる遺伝情報に依存します。
少し難しい話になりましたが、その情報が修飾されて現在の体質になります。
「自分はこういう体質だから…」と諦める必要はありません。
繰り返しになりますが、免疫の体質は遺伝だけでなく、その後の食べ物や生活習慣・環境によっても大きく左右されます。
「自分はすぐ風邪を引く体質だから」と諦める前に、まずは自分の免疫がどんな状態にあるのかを正しく知る。
次ぎに、「睡眠とストレス管理」を意識し自律神経を整える、栄養や代謝に直接関わる「食べ物」を意識する、「腸内環境」を整える、そういった一つひとつの項目ごとにケアを始めていくことが大切です。
臨床免疫学の視点から、お一人おひとりの体質に寄り添ったアドバイスを行っていく場所ができることを願います。

