横浜で開催された第26回日本抗加齢医学会総会の報告、今回は学会で発表されていた再生医療についての演題を深掘りして解説します。
前回ブログでお伝えしたように、近年の再生医療によるアンチエイジングは、単なる表面的なケアではなく、細胞そのものを若返らせる根本的なアプローチを目指しています。
今回の学会演題のなかで、特に注目すべき発表がありましたので、専門的な視点と分かりやすさを両立させて解説してみます。
演題名は「老化細胞を標的としたImmuno-gerotherapeutics(イムノ・ジェロセラピューティクス)による加齢関連疾患制御」、発表者は、この分野の第一人者である南野徹先生でした。
Immuno-gerotherapeutics(イムノ・ジェロセラピューティクス)、これは一見難解な言葉ですが、紐解くと非常にエキサイティングな概念です。
老化細胞という『体にとっての異物』を、私たちの免疫システムを使って排除・制御するという、抗加齢医学と免疫医学の融合領域になります。
従来の老年医学は、加齢に伴う疾患への対症療法が中心でした。
一方、この新しい概念は老化を治療介入可能なプロセスと捉え、病気になる前にその進行を止める先制・予防を目指しています。
老化細胞は炎症物質を放出し周囲の組織を傷つける「トラブルメーカー」です。
免疫という「警察官」を使い、この元凶を処理することで、身体全体の老化プロセスを上流からせき止めます。
私たちが目指すのは、単に若く見せることではなく、健康寿命を延ばし人生の質(QOL)を高めることです。
免疫の力を借りて細胞をクリーンに保つアプローチは、近い将来、日常的なヘルスケアの選択肢となるでしょう。
「M Life Creation Inc.」はスタッフ一同明日から、夏季休暇になります。
「まつみレディースクリニック」を立ち上げたときに、毎日ブログをひとりで書き続けていたのも懐かしい思い出です。
夏季休暇明け、8月20日よりまたブログを5日ごとに更新してまいりますので、よろしくお願いします。

