御茶ノ水ソラシティカンフェランスセンターで開催された子宮内膜症の学会報告です。
東京女子医科大学の田畑務教授のご講演「子宮内膜症と卵巣癌」では、
子宮内膜症の病名で病院を受診された方は平成6年の12万人から平成27年の22万人に増加したこと。
子宮内膜症性嚢胞から卵巣癌になる割合は40代から50代になると5倍に、60代になると10倍以上に増えること。
主な卵巣癌は、漿液性癌、粘液性癌、明細胞癌、類内膜癌の4つがあるが、子宮内膜症嚢胞からは明細胞癌と類内膜癌になる割合が多いこと。
注意すべき症例は、GnRHアナログ(=誘導体)による治療により、
① 、(月経困難症などの)症状が軽快する症例、
②、CA125が低下する症例、
③、超音波所見の変化する症例
であること。
などのお話が伺えました。
情報交換会にて、東京大学の大須賀教授、日本医科大学の明楽教授から、田畑教授を紹介していただきまして、さっそく質問。
大須賀教授には「ヨット部の後輩ですよ。」と言っていただきまして、身が引き締まる思いでした。
閉会に伴い大須賀教授がタクシーで帰られるのを、少し離れて追いながら見届けて、感謝の気持ち一杯で帰宅しました。