2019年12月より、月2回産科精密超音波外来を担当している非常勤医師の香川です。
まつみ院長とは大学病院で彼がまだ研修医のころからの付き合いで、お世話になることになりました。
普段は関東労災病院で副院長をしております。
関東ってどこ?
労災なのに産婦人科??
などと思われるかもしれませんが、関東労災病院は全国に30か所以上ある労災病院の中で関東地区の元締め的な病院で、所在地は神奈川県川崎市です。
なぜ川崎市なのかというと、皆さん子供の頃に学校で習ったかもしれない京浜工業地帯の中心地に設置されたという経緯があります。
ただ、現在は労災病院といっても労災疾患ばかり診療しているわけではなく、確かに整形外科や脳神経外科がメインではありますが、産婦人科も神奈川県内有数の年間分娩数11年連続1000件以上を誇る610床33診療科からなる総合病院です。
近くには昨年10月の台風の影響でやや人気に陰りが見えてきたとはいえ、いまでも住みたい街ランキングに登場する武蔵小杉があり、10棟を超えるタワーマンションが聳え立つ姿は壮観です。
ちなみに武蔵小杉というのは実は地名ではなく駅名で、武蔵小杉という住所表記はありません。
武蔵小杉駅は東急東横線やJR湘南新宿ラインをはじめ6路線が乗り入れており、通勤通学にたいへん便利であることも人気の要因となっています。
私自身もここに通うのに田町や三田は遠いと勝手に思いこんでいたのですが、横須賀線・京浜東北線経由や湘南新宿ライン・山手線経由で20分程度だと知り驚きました。
東急東横線では渋谷と横浜のちょうど中間あたりに位置し、どちらへも15分程度で行けます。
坂の多い横浜に比べて平地が多いのも武蔵小杉の特徴で、個人的にはやはり住みやすい街だと思っています。
皆様も機会があれば訪れてみて下さい。
さて、病院の副院長の仕事ってどんな感じなのかなかなか想像がつかないと思いますが、実は半分以上がいろいろな会議や管理の業務で、実際に患者さんに接する機会は年々減っています。
そのような状況の中、ここでの胎児超音波検査の仕事は長年経験してきた超音波診断の知識や技術を生かせる場として私にとってたいへん貴重です。
少しでも皆様の不安を取り除く力になることができればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
関東労災病院副院長 香川秀之