先日は映画「朝が来る」を見てきました。
この映画は、カンヌ映画祭でも取り上げられた河瀬直美監督の特別養子縁組がテーマの映画です。
冒頭のシーンでは、まつみレディースクリニック三田の綺麗な診察室がスクリーンに登場します。
2019年の春、大変光栄なことに河瀬監督の映画製作チームから撮影協力についてお声をかけていただきました。
今年はこれをご縁に河瀬監督の2本の映画を、映画祭にてスタッフと分担して鑑賞しました。
スタッフが「玄牝」を、わたしが「殯の森」を担当しましたが、ドキュメンタリータッチなカメラワークと自然の風景描写が大変美しかったのを覚えています。
(過去ブログ参照:「玄牝」2020年1月21日、「殯の森」2020年1月23日)
さて、今回上映中の「朝が来る」は特別養子縁組で子供を授かった育ての親と生母との心の動きに焦点を当てたヒューマンドラマです。
生母の波瀾万丈の人生もぐっと胸に込み上げるものがありまして、演じられた蒔田彩珠さんの存在感が主人公役の永作博美さんと並んで、とても際立っていました。
蒔田さんは是枝裕和監督の「万引き家族」にも出演されてます。
映画を鑑賞するに先立ちまして、辻村深月さんの原作も読んでみましたが、原作も大変読みごたえがあります。
冒頭でお伝えした繰り返しになりますが、この映画は2019年の春、大変光栄なことに河瀬監督の製作チームからご連絡があり、クリニックを撮影に使って頂きました。
監督は、白いロングドレスで撮影の指揮を取られていまして、巫女さんのようなオーラがあり、一丸となっていた撮影チームも誇りをもって撮影されていたのがとても印象的でした。
有難いことに、撮影最終日には監督からサイン入りの台本も頂きました。
生殖医療に携わるクリニックとして、このような映画の製作に少しでも関われたのは、大変光栄なことだと思います。
皆さまも是非、劇場に足を運んでご覧下さい。
個人的に大変お勧めできる映画です。
久しぶりに日比谷まで赴きましての映画鑑賞となりましたが、ペニンシュラホテルの前のライトアップされたツリーもクリスマス気分を盛り上げてくれました。
綺麗な花が咲くころ、クリニックで記念に撮影して頂いた河瀬監督とのツーショットの写真、宜しければFacebookでご覧くださいませ。