Asian Conference on Endometriosis 2018 @TAIWANの学会報告を続けます。
アジア子宮内膜症会議は、アジアの主要都市で開催される子宮内膜症と子宮腺筋症に関する最先端の医療が学べる国際会議です。
昨日は学会初日、いそいそとポスターを貼りに行きまして、布ポスター折れ目なしです。
ポスター会場にいた、名古屋大学に研究留学に来られているウズベキスタンの女医さんやインドネシアの大学の教授と、しばらくディスカッション。
母校の大須賀教授、甲賀准教授にもご挨拶できました。
予習していたGreaves E先生のご講演、論文から研究はもう一歩進歩してまして、子宮内膜症の腹水中のマクロファージから産生されるタンパク質は、IGF-1受容体を介して、中枢の感覚神経の成長を促進するというお話でした。ちなみに、ネズミの実験です。
また、腹水は時計回りに流れているらしい。10代から子宮内膜症の治療は開始するべき。OC (低用量ピル)は、Continuousに服用すると、ディナゲストと同様に、難治性の子宮内膜症に効果がある。6か月でチョコレート嚢腫が2倍の大きさになったら卵巣がんの可能性が高い。
といった臨床の話を、データをもとに原田教授が、数多くわかりやすくご講演されてました。
天気もよく、台湾にて気持ち良いです。