今日はハロウィン。ハロウィン(Halloween)は魔女やお化けの仮装が有名ですが、本来は、古代ケルト人(紀元前のヨーロッパの地域に住んでいた民族)が始めたお祭りで、秋の収穫を祝うとともに、悪霊などを追い出すことを願って行われていた宗教的な意味合いのある行事です。カボチャの中身をくりぬいた「ジャック・オー・ランタン」は、魔除けの焚き火に由来します。わたしはカリフォルニア(スタンフォード大学)に海外留学していましたが、郊外の畑にはカボチャがゴロンゴロンと稔って(転がって)ました。
「ジャック・オー・ランタン」はオレンジ色のカボチャをくりぬきナイフで目・鼻・口をつけ内側に火のついたろうそくを立てるもので、最もハロウィンらしいシンボルです。
ちなみに、ハロウィンでランタンに使われるオレンジのカボチャは、日本でよく見掛けるグリーンのカボチャよりも甘味が少ないためアメリカでも食用としては使われません。
先に書きましたとおり、ハロウィンは日本でも流行りの仮装行列で有名ですが、留学した当時もサンフランシスコの街は仮装した人たちが集まっていたことを覚えています。
ハロウィンで仮装されるものには、幽霊、魔女、ゾンビ、フランケンシュタインのような「恐ろしい」と思われているものが選ばれる傾向がありますが、これは魔除けの意味があり悪霊を怖がらせて追い払いという意味があったようです。