11月、霜月(霜が降りる月)になりました。朝晩の気温も下がりまして電気毛布に包まて寝るようになりましたが、日中はまだ暖かいことが多いです。下旬には寒い冬がやってきて、いよいよ12 月「師走」もスグソコです。ちなみに、ひどく寒いことを北海道では「しばれる」といいますが、「震える」は英語では「shivering」といいます。
シバリング(震え)は、骨格筋の不随意(自分の意思に基づかないこと)で小刻みな収縮と定義され、非体温調節性シバリングと体温調節性シバリングに分類されます。この2つは筋電図(筋肉で発生する電位の変化を検出する検査)の波形で識別されますが、臨床的に(見た目で)区別することは難しいです。
寒いときにおきる震え(体温調節性シバリング)は低体温になると発熱(体温調節)を行うために起き、視床下部で制御されています。