先日は、大手町のレストランにて順天堂の先生方のグループに入れていただきワイン会でした。高級ワインは飲み慣れてないのですが、さすがにワイン会を主宰してくださった先生方は、ワインスクールにて体系的に学ばれただけあってよくご存知で、ワインの味わいに関する表現も豊かでした。
「Taittinger;テタンジェ」とは、有名なシャンパーニュ地方の生産者の名前です。乾杯のシャンパン、よく冷えていて上品な味わいでした。
「カルトワイン」とはカリフォルニア、特にナパヴァレーを主体に生産されている高品質な高級ワイン。生産数がひどく少ない超レアなワインを指して使われていることが多いようです。
「収斂性がある」とは渋みを表現するときに使います。タンニン(ブログにて説明済み)が渋みの成分です。
ところで「収斂」は、わたしが高校の頃に数学や生物で耳にした単語で、反対が「発散」です。
生物学では、類縁関係の遠い生物間で妙に似通った姿あるいは似通った器官を持つ場合があるときに用いる表現で、「収斂進化」とも言います。例えばイルカとサメとペンギン、この3つは哺乳類と魚類と鳥類ですが、どれも同じような飛行機のような流線形をしています。
ワインは、奥が深く楽しみながら修練を積んでいけたら嬉しいです。