師走に入りまして、めっきり寒くなりました。
昨日は港区三田地区医師会の忘年会にお邪魔してきました。クリニックも12月3日にオープンしたばかりで港区三田地区医師会の理事の田中操先生の 「コバンザメ」状態で、港区の先輩開業医の先生方をご紹介して頂きました。
サメは、軟骨魚類あるいは軟骨魚綱に分類され、同じ仲間のエイとはエラ(鰓)の位置(鰓裂)が違います。鰓裂(さいれつ:鰓孔ともいい、エラからの水の排出口)が身体の側面にあるのがサメ、下面にあるのがエイです。
ところで、サメで思い出すのは「ジョーズ:JAWS」という有名なパニック映画でUSJにもアトラクションがありました。
寒いとき、怖いときなどに皮膚にブツブツ、「鳥肌」ができることがあります。これは肌に生えている体毛の根元に付いている立毛筋(りつもうきん)という筋肉の収縮によるもので、寒いときに毛穴を閉じて熱の放出を防ぎ、体毛を立てて空気の層を作り保温する効果があります。皮膚に本来備わっている身体を守る機能です。
立毛筋は交感神経の支配を受けていて、寒さや恐怖を感じると交感神経が緊張するので、立毛筋は反射的に収縮、毛穴は閉じられ、肌に沿って斜めに生えていた体毛が立ち上がり、同時に毛穴の周囲の皮膚が持ち上がります。
これが、鳥肌のできる原理です。
ちなみに、「サメ肌」は、荒れてザラザラした状態の皮膚に使う表現です。