まつみレディースクリニック三田

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東京大学周産期研究会

先日は外来終了後、東京大学周産期研究会にお邪魔してきました。

 

菊池明彦先生にご挨拶したかったのです。

 

菊池先生は、わたしの4つ上の先輩で超音波医学と周産期医療の大家です。

わたしの4つ上の学年は、内覧会に一番に来てくださった医療ジャーナリストの森田先生やロイコトリエンという物質の世界的な権威の横溝先生など大変優秀な先生方が多い学年で、

私たち04は4つ上の学年(63)の先生方の背中を見ながら、学んできました。(大学病院の教育システムの話はまた機会があれば書きます。)

わたしは、東大産婦人科在籍中は生殖内分泌グループに属しておりまして、超音波グループとは直接関係がありませんでしたが、恩師の矢野哲先生がヘルスケアグループも統括されていた関係でヘルスケアグループでは菊池先生が直属の上司でした(菊池先生は、ヘルスケアも担当されていたので)。

 

菊池先生は、岩手医大の教授に着任されてから、岩手(のみならず東北地方)の周産期医療に多大な貢献をされております。

菊池先生のご講演は、EXIT(Ex Intrauterine Treatment)といって、胎児が気道に腫瘍などの致死的な問題をもって生まれてくることが明らかなときに、帝王切開時に胎盤血流を維持したまま、気道を確保し娩出させる方法についてのものでした。

 

わかりやすく言うと、赤ちゃんが生まれてから呼吸ができないことが予想されるときに、胎盤からの血流を維持して臍帯血の酸素の供給を受けつつ、呼吸ができるように気道付近の手術をすることです(胎盤の血流から酸素をもらっていると、赤ちゃんは生きることができるから)。

 

菊池先生は相変わらずお元気そうで、講演前にとことことご挨拶しに伺うと、

「開業はどうだい? うまくいってるかい?」

とのお言葉で、

「いやー、大変ですが、頑張ります。」

と、お答えするのが精一杯。

 

わたしの開業をとっても喜んでくださったので、いつか超音波の発表でもできたらいいなあと思いました。

 

 

後半のセッションの途中にて2階の出口から途中退席し、三田のワインバルで開催されるトマトテニスクラブの皆さんの開業のお祝い会に向かいました。

(また機会があればブログに書きます。)

 

早産の予防的治療であるシロッカー手術のご講演をされた愛育病院の竹田先生にもご挨拶出来まして、有意義な会でした。

子宮頸がんの手術:radical trachelectomyを行うと早産のリスクが増えます。

 

 

 

出口、英語で、EXIT。

 

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