まつみレディースクリニック三田では、精液検査のために、精子自動分析装置(SQA-V:Sperm Quality Analyzer-V)を導入しています。
専用の採精室も完備しておりまして、リラックスして採精できるようにかなり広い空間を確保しております。
体外受精までの不妊治療を行っていないクリニックとしては、この医療機器を備えているクリニックは多くはないと思います。
1mlの精液の中に存在する精子の数を精子濃度といい、その中で運動している精子の濃度をMSC(Motile Sperm Concentration:運動精子濃度)と呼び、そのうち高速で前進している精子の濃度はPMSC(a)(Progressively Motile Sperm Concentration:高速直進運動精子濃度)と呼ばれ、受精に深く関与しています。
また受精能力の判定基準として、運動精子濃度とスピードを考慮して数値化したものがSMI(Sperm Motility Index:精子運動性指数)です。
SQA-Vにより、およそ1分で、SMI(精子運動性指数)PMSC(a)(高速直進運動精子濃度)などを含めた精液特性分析レポートが得ることが可能です。
ちなみに、SMIが80以下やPMSC(a)が5以下では体外受精などを考慮する必要がある男性不妊症となります。
当クリニックでは、現在のところ、まだ患者さまがそれほど多くないため、分析装置のモニター画面を一緒に見ていただくことが可能です。
幸い、2月までに精液検査をされた患者さまはいずれも男性不妊の診断ではありませんでした。
男子不妊でより高度な治療が必要な患者さまには、体外受精・胚移植までの治療を行っている専門施設や男性不妊症の治療(手術などを含む)を専門的に行っている施設(大学病院など)と医療連携が構築されておりますので、ご紹介できます。
精液検査だけの患者さまも予約を受け付けておりますので、宜しければご予約くださいませ。