妊娠中の便秘について➂です。
妊娠中の便秘の要因についての続きです。
【子宮が大きくなることによる腸の圧迫も要因に】
妊娠後期になると、大きくなった子宮と胎児が腸を圧迫するため、いっそう動きの悪くなった腸内に便が滞留し留まりがちになり 、「おなかが張って苦しい」「便が硬くてなかなか出ない」といった不快や不安を訴える妊婦さんが増えていきます。
【つわりによる脱水も要因に】
プロゲステロンの増加は、食道下部の収縮も抑制するため嘔吐しやすくなり、「つわり」の一因となります。
つわりによって食事や水分の摂取が不十分になると「脱水」症状になり、このことも便秘を促進させます。
また、不規則な食生活や運動不足も大腸の運動を低下させ、便秘の要因となることがあります。
次回は、最終回で妊娠中の便秘の予防についてです。