まつみレディースクリニック三田

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流産について:スタッフブログ(57)

こんにちは。今回は流産についてお話します。

 

流産とは、妊娠22週未満に妊娠が終わってしまうことで、自然流産の発生頻度は約15%です。

妊娠12週未満を早期流産、12週以降22週未満を後期流産と区別します。

後述する「切迫流産」は、流産ではありません。

妊娠初期に、少量の性器出血や軽度の下腹部痛があり、子宮口が未開大であるときは、「切迫流産」と診断されます。

切迫流産とは、出血や腹痛が原因で診察を受けた場合につく病名。

流産発生の危険があり、安静や入院しての治療が必要な場合があります。

切迫流産は、不安になってしまう名前ですが、まだ流産してしまったわけではなく、妊娠を継続できるケースも多いので、パニックにならず、お医者さんの指示に従いましょう。

 

一方、多量の性器出血があり、陣痛のような下腹部痛があって、子宮口が開大している時は、流産が進行している状態である進行流産が疑われます。

その他、胎児及びその付属物が完全に排出される完全流産、一部が残留する不全流産、胎児が子宮内で死亡し、子宮内に停滞しているが、母体には自覚症状がない稽留流産などがあります。

 

残念な話ですが、流産は妊娠のうち約15%に起きる、そう珍しくない現象なのです。

なかでも妊娠初期の流産は、主に受精卵・胎児に問題があって妊娠が継続できないケースが多いです。

受精卵の染色体異常や、胎児の臓器が育たないといった理由であり、妊婦さんが生活に気をつけたからといって防げるものではありません。

 

また、妊娠検査薬では陽性反応が出たものの、子宮内に受精卵が着床できず、そのまま月経がはじまる(検査薬も陽性ではなくなる)場合を、初期流産(化学流産、ケミカルアボーション)といいます。

この現象は、これまではふつうの生理だと思われていた出血が、妊娠検査薬の発達により最近になってわかった現象で、いわゆる流産にはカウントされません。

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