港区三田地区の講演会(27会)にて勉強してきました。
演題は「非専門医のための上肢の痛み・痛みを伴う整形外科疾患」、演者は東京高輪病院の整形外科部長の筋野隆先生でした。
先日、軽いぎっくり腰になりましてコルセットを巻いての講演会参加となりました。
「痛み(疼痛)には神経障害性疼痛と侵害受容性疼痛がある。」
という基本的なお話(わたしは知りませんでしたが、)から始まり、様々な病気について説明してくださいましてとても勉強になりました。
私の趣味はテニスで、中学から部活に入っていましたが、ボールに強くドライブ回転をかけようとしてテニス肘になったことがありました。
テニス肘(テニスひじ)は、テニスによって肘(肘部)に生じる疼痛性運動障害(=炎症による痛みで動かすことができない状態)の総称のことです。
上腕骨の下端部分で内側に突出している部分を内側上顆、外側に出ている部分を外側上顆と言い、テニス肘は関節の外側上顆炎を、一方、ゴルフ肘(野球肘)は内側上顆炎を起こします。
関節は、①2つの骨とその骨の中の潤滑液である②滑液とそれを包む③滑膜が構成要素です。
ちなみに滑膜は英語でsynoviumで、syn(=似ている)とovium(=卵)からなります。
滑膜は白い卵のように見えることから、このような英語表現となっています。