足を痛め運動不足によりぶくぶくと肥ってしまったため、毎週日曜日はテニスをするようになりましたが、先日は学会に参加しました。
土曜日に続いて、抗加齢医学会(Japanese Society of Anti-aging Medicine)です。
アンチエイジングフェアもあり、企業の展示も多かったです。
シンポジウム「運動とテストステロン」も大変勉強なりました。
サルコペニア(ブログ参照)の発症要因の1つとして加齢に伴うテストステロン(男性ホルモン)の減少が考えられています。
男性ホルモン(アンドロゲン:androgen)は骨格筋機能の維持や改善に必要なホルモンです。
生体内のアンドロゲンとしてはテストステロン(testosterone)が活性の高いですが、このテストステロンは5αリダクターゼ(5α reductase)という酵素によってジヒドロテストステロン(dihydrotestosterone:DHT)に還元されてより活性が高くなります。
ちなみにテストステロンの血中濃度が加齢に伴って低下する病態をLOH症候群(加齢性性腺機能低下症)といいます。
テストステロンは筋委縮を予防しさらに筋肥大を引き起こす効果があり、健康な身体を維持するために大事なホルモンの1つですが、過剰摂取によっては健康を阻害する可能性もあります。