まつみレディースクリニック三田

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第13回みなと女性医療カンファレンス (2): 「女性アスリート」

港区産婦人科医会主催の第13回みなと女性医療カンファレンスの報告の続きです。
後半の演題は「女性アスリートのパフォーマンス向上のために産婦人科医ができること」、演者は順天堂大学産婦人科の北出真理教授でした。

腹腔鏡下手術で広く知られる北出先生は、わたしが帝京大学溝口病院(同じく腹腔鏡下手術で有名な病院です)にいた頃から、学会などで勉強させていただいております。

女性アスリートに多い健康問題は、①無月経②利用可能なエネルギー不足③骨粗鬆症が挙げられます。

アスリートの無月経は「運動性無月経」といい、新体操などの審美系の競技の6人に、陸上競技などの持久系の競技の10人に、1人の割合でみられます。
「運動性無月経」を治療するためには食事(摂取カロリー)の量を増やすとともに、運動(の量)を減らす必要があります。
ご存知のように、閉経すると骨が脆くなります(骨粗鬆症)が、これは女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏が原因です。
骨粗鬆症には、(女性)ホルモン補充療法が有効です。

また、女性アスリートのパフォーマンスは個人差がありますが、月経周期によるコンディションで左右されることも多く、適切に月経をコントロールする(月経移動)ことも効果的です。

生殖医療専門医であると同時に、日本スポーツ協会(日本体育協会から名称変更になりました)公認スポーツドクターとして、少しづつ、女性アスリートの診療にも携わっていきたいものです。

2020年、東京オリンピック、女性アスリートの素晴らしいパフォーマンスを応援できることを幸せに思います。

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