受精着床学会の学会報告の続きです。
といっても、残念な予習からのネタで、今回が最終回です。
教育講演からひとつだけ。
「不妊治療における男性因子と今後の展望」。
独協医大の小堀先生のご講演。
小堀先生はわたしが埼玉の不妊クリニックに勤めているときに何度か非常勤のアルバイトにいらっしゃっていて、食事などもご一緒したことがありましたが、とっても穏やかな先生です。
男性不妊の約80%は造精機能障害ですが、この造精機能障害の約30パーセントが手術により治療可能な精索静脈瘤です。
ちなみに、続発性不妊(二人目不妊)のほとんどの原因はこの病気で、睾丸の表面の静脈の蛇行をみたり(視診)、大きさを測定する(触診)と、比較的手軽に診断できます。
尊敬する石原理教授が学会長だったせっかくの学会。
行きたかったなあ。