いつまで続くのでしょうこの暑さ。
クリニックは三田駅からすぐの池藤ビルの3階にあり、2階は小児科です。
ビルの入り口付近では、額に冷湿布を貼った、ぐったりしている赤ちゃんを抱えたお母さんを目にすることが多いです。
物理の熱力学の法則には、
Q=mc△T
という式がありまして、温度が上がるのに必要な熱量Qは、質量が重いほど大きくなります。
(mは質量、△Tは温度差を、cは比熱という物質固有の係数です。)
物質固有という意味は、例えば、水と土は比熱が異なりますので、海辺で吹く風は夜と昼で方向が異なります。
少し例えが悪かったような気もしますが、話が長くなるので説明は割愛します。
従いまして、赤ちゃんは大人よりも体重が軽いので、少しのエネルギーで体温が上昇してしまうことになります。
正確には、身体から熱を放出して体温を下げる機構の話も関与してきますが、機会があればこの話をしてみたいと思います。
文章が長いと暑苦しいので、申し訳なく(汗)。