まつみレディースクリニック三田

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百日咳

百日咳が流行っています。

百日咳(pertussis, whooping cough)はけいれん性の発作を特徴とする急性の気道感染症です。

赤ちゃんはお母さんから胎盤を通して抗体(経胎盤移行抗体)をもらいますが、それが十分でない場合、特に生後6 カ月以下の乳児では死に至る危険性もある病気です。

世界では、ワクチン(DPT三種混合ワクチンあるいはDPT-IPV四種混合ワクチン)の接種が行われていますが、終生免疫(一度感染したら二度とかからない)の感染症ではないため、何度でもこの病気になる可能性があり、いまだ多くの流行が発生しています。

おもに、グラム陰性桿菌である百日咳菌(Bordetella pertussis)の感染が原因で、鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染および接触感染で移ります。

百日咳は、子ども、それも乳幼児に多い病気の病気というイメージがありますが、近年は、半数以上がおとなの患者さんで、乾いた咳が3週間以上続く成人患者の18.5%で百日咳菌の関与が認められたとの報告があります。

医師は、都道府県知事に対して、患者の年齢、性別等を7日以内に届け出なければならないことが定められており、学校保健安全法では、特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで出席停止とされています。

 

先日、医科研の掲示板に「ワクチンによる先制医療」、近未来の予防医学がテーマの講演(市民公開医療懇談会)のポスターがありました。

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