第64回日本生殖医学会報告 (3):ランチョンセミナー:食(栄養)と妊孕能|まつみレディースクリニック|港区・田町・浜松町の産科・婦人科・不妊|女医在籍

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第64回日本生殖医学会報告 (3):ランチョンセミナー:食(栄養)と妊孕能

第64回日本生殖医学会報告 (3):ランチョンセミナー:食(栄養)と妊孕能|まつみレディースクリニック|港区・田町・浜松町の産科・婦人科・不妊|女医在籍

神戸で開催された、日本生殖医学会の報告の続きです。

先週、奈良で開催されました、日本生殖免疫医学会・World Congress of the international Society for Immunology of Reproductionの報告は、もう少しお待ちくださいませ。

今回の学会参加報告は不育症の発表にfocusして3部作のシリーズでお伝えしていますが、それ以外にも数多くの興味深い演題が盛りだくさんでした。

 

初日のランチョンセミナーは「食(栄養)と妊孕能」という題で、食べ物に含まれる栄養素と妊娠する能力について、女性と男性に分けての解説でした。

「妊孕能(にんようのう)」、難しい単語ですが、妊娠する能力という意味です。

 

女性側は、①:「食と女性の妊孕能:プレコンセプションケアは妊孕能を改善するか?」
という題で、福島県立医科大学の太田邦明先生が、

男性側は、②:「Diet and men’s fertility:does diet affect sperm quality?」
という題で、Harvard Univ.のJorge Chavarro先生が、
講演してくださいました。

プレコンセプションケアという単語については、過去ブログ(2018年4月18日から21日のブログ)をご覧くださいませ。

名古屋で開催された日本産科婦人科学会の参加報告で、不育症とビタミンDの講演を解説しています。

 

女性側のプレコンセプションケアについてはこれまでに何度も講演で学んだことがありますが、男性側の講演は初めてでした。

今回は、かなり基礎的な話が多いので、お話のネタ(キーワード)のみご紹介いたします。

ご興味を持たれた方はクリニックにてお尋ねくださいませ。

 

以下、KEY WORDS(キーワード)です。

父親の食生活と子供の遺伝情報、
ポリグルタミン酸とモノグルタミン酸、
オランダの第二次世界大戦の食生活と心臓病、
葉酸と神経管閉鎖障害(NTD)、
SAM(S-アデノシルメチオニン)とDNAのメチレーション、
オメガ3不飽和脂肪酸や葉酸と精子の性質。

 

「折角、神戸まで来たのだから」と、Chavarro先生に葉酸と精子の染色体やDNAの異常について積極的に質問。

先生はご丁寧にご回答してくださいました。

調子に乗りまして、記念写真をリクエスト。

イケメンのChavarro先生との写真、宜しければFacebookをご覧くださいませ。

 

長くなりましたが、難しいと思われた方は、最後のセンテンスのみ覚えてください。

わたしも、週末は六本木にて不妊クリニックの先生方と久しぶりの飲み、それぞれが学会で学んだことを共有しました。

良かったら、話のネタにしてください。

 

「育てるなら、いいハタケ(畑)にいいタネ(種子)を。」