看護師です。
こちらに入職して約5ヶ月がたとうとしています。
これまでは大学病院の手術室と中央区の不妊専門クリニックで働いてきました。
これまでの経験を生かしながら、妊婦健診や出生前診断、婦人科も学びたく転職しました。
前職と比べてるとこじんまりとしていますが、仕事終わりには院長先生も一緒にスタッフの皆でご飯を食べにいったり、来院される患者さまにとってよりよいクリニックにしていくためにはとミーティングを開催したりしています。
クリニックはとても明るい雰囲気で、日々充実した毎日を過ごしていて、転職して良かったと思います。
当院では婦人科、産科、アンチエイジングなど様々な患者さまと関わらせて頂くなかで、今回は不妊治療の検査についてお話したいと思います。
不妊治療では卵巣機能を評価することが大切で、そのためには、生理中(生理が始まって3-5日が良いと言われています)に採血をしてホルモンの値を調べます。
はじめて診察にいらした方は、まず、卵巣機能を評価します。
生理中に調べる項目は当院では
E2(エストロゲン)
LH
FSH
で、同時にPRL(プロラクチン)や甲状腺機能なども調べることがあります。
また、排卵日を予測するために、超音波検査と併用して採血をしてホルモンの値を調べることがあります。
項目としては、
E2(エストロゲン)
LH
で、同時にP4(プロゲステロン)を調べることがあります。
卵管が通っていないと卵が子宮の中に届かないので、子宮卵管造影や通水検査をする必要があります。
当院ではフェムビューによる通水検査をしています。
内診台で行いますので、麻酔などの必要はございません。
また、その他の検査で当院でよく行われているのがクラミジア検査(内診、もしくは採血)です。
採血して抗精子抗体を調べることもあります。
クラミジアに感染していると、子宮頸管で炎症が起こり、オリモノの分泌を少なくさせてしまったり、不妊の原因に繋がってしまうため、初診で来院されましたら比較的早くこちらの検査は実施して参ります。
また、抗精子抗体は女性の体内で精子に対する抗体を作ってしまっていないかを調べるための採血検査です。
この抗体をお持ちの方は稀であるとは言われておりますが、抗体を持ってしまっているとタイミング法や人工授精では妊娠に至らないことが多く、体外受精というステップへ進むことになります。
こちらの検査に関しては当院では希望制で行っておりますので、ご希望のある際はお申し出ください。
今までは女性に向けた検査のお話でありましたが、次は男性の方へ向けての検査です。
女性の方に異常がない場合には、男性の精子が少ないことが原因にある場合もあり、精液検査が必要となってきます。
精液検査に関しましてはまたブログ等で詳しくお話できればと思います!
採血や検査をするときに、わからないことがあればいつでもお尋ねください。
わかる範囲で院長先生に代わって説明させていただきます。