休診日の木曜日は名古屋の青木産婦人科クリニックに研修にいってきました。
青木耕治先生とお会いするのはこれが5回目です。
勉強するなら一流のところで学びたく、東大主任教授の藤井知行先生にご紹介を賜りまして、名古屋のクリニックを訪ねるのは3回目となりました。
今回は、新たに、不育症・着床障害の診断・治療のうち、
診断:同種免疫に対する検査
治療:①子宮内ステロイド洗浄療法(子宮内ステロイド洗浄治療)、②支持的精神療法
の2つを学ばせて頂きました。
支持的精神療法については、過去の患者さんの膨大な臨床データーを頂き、ゆっくりと咀嚼しながら勉強していきたいと思っています。
4月を目処に、クリニックにて子宮鏡検査もできるようになります。
クリニックに培養施設はありませんが、体外受精までの治療については不妊専門クリニックと見劣りしない水準の医療ができるように、日々努力していきたいものです。
妊婦健診については、 12月からの超音波指導医・専門医の加入によって、超音波スクリーニングについても周産期専門病院と全く遜色ない医療レベルになりました。
特に、里帰り分娩をご希望される患者さまには、同窓の先生方と比べても恥ずかしくない医療を提供したいものです。
不妊・不育症の診療領域についても、体外受精でなかなか妊娠されない患者さまの着床障害を改善する治療にfocusして、これからも可能な限りバージョンアップするつもりです。
1月から、流産組織の染色体分析検査がSNPマイクロアレイ法までクリニックにて受けられるようになりました。
また、治療についても、低用量アスピリン療法に加えて、低用量アスピリン・ヘパリン併用療法も可能になりました。
お昼休みに豊國神社へお参り。
「おわりよければすべてよし」
瓢箪のお守りの写真は、宜しければFacebookもご覧くださいませ。
一流の先生方のご指導を賜りながら、難治性の不育症に対する治療法を少しずつクリニックに導入していきたいです。