最近、診療室では妊婦健診にいらしている妊婦さんから「NIPT検査をしてきました」というお声をよく聞くようになりました。
これは新型の出生前診断です。
妊娠10週くらいの妊婦さんの採血からダウン症候群の検査ができます。
また、生まれてくるお子さんの性別も調べることが可能です。
採血だけで簡単に調べられることは体にも負担が少ないのでメリットではありますが、非確定検査なので、その正確性は約99パーセントです。
また厚生労働省の認可がまだおりていないので、NIPT検査が受けられる病院は限られています。
しかしながら、不思議と検査が受けられる病院が多いです。
当院で可能な出生前診断は、羊水検査とクアトロ検査です。
今日は羊水検査についてのブログです。
羊水検査は確定診断ですので正確性は100%です。
ただ、NIPTと違い妊婦さんの羊水を採取するので、ごくごく稀に子宮内感染・腹痛・破水・死産が起こるリスクがあります。
NIPTで陽性が出た場合は確定検査を受ける必要性が出てきます。
羊水の採取時間は1~2分です。
採取前にエコーをしますので、全体の時間としては30分くらいです。
麻酔は使用いたしません。
検査後は、回復室でお休みいただいてから最後に診察をして終了になります。
先日、私自身、羊水をはじめて見たときは感動いたしました。
とても尊く感じました。
命を作るお水といいますか、生命の栄養素といいますか、赤ちゃんの深海といいますか、なかなか言葉が決まりません。
妊婦さんの一生懸命な表情も合い重なり、神秘的で美しいものには、ただ感動が揺さぶられ言葉は出ないものなのかもしれませんね。
当院は、羊水検査以外にも受診可能な検査や診療内容が他のレディースクリニックと比べると多く、沢山の女性に寄り添っていただきやすいと感じております。
入社当時のピンク色のユニホームも今はペンの跡がたくさんです。
当院にいらしてくださる方と接しさせていただいた証と、院長先生の知識をメモさせていただいてきた証だと思います。
これからもより多くの女性の方が安心していただけるように診療内容を更に充実をしていきたいと思っております。