7月の最終木曜日は港区医師会三田地区の会合(27会)がありました。
港区医師会三田地区の皆様は本当にいい方ばかりで、少しずつ仲良くさせていただけるようになりました。
新型コロナ肺炎の影響でとても久しぶりの会合で、会場は白金台の八芳園です。
八芳園の落ち着いた雰囲気は、Facebook「松見泰宇」、インスタグラム[matsumilcmita]の写真をご覧くださいませ。
学術講演会は、2番目の特別講演がとても勉強になりました。
演題は「中性脂肪とLDLのアテロジェニック・デュオ」というタイトルでした。
アテロジェニック・デュオというのは、動脈硬化を引き起こす(=アテロジェニック)2つの物質(=デュオ:二重奏)という意味で、動脈硬化はLDL(悪玉コレステロール)とトリグリセライドの両方が引き金となるという話でした。
さらに、近年の研究で、LDL(悪玉コレステロール)の中の「small dense LDL」というリポプロテイン(=タンパク質)が酸化されることが、動脈硬化の主な原因であるということがわかりました。
ちなみに、HDLは善玉コレステロールです。
メタボリックシンドロームの診断基準の項目には高中性脂肪血症(=高TG血症:高トリグリセライド血症)や低HDL血症が、血圧、血糖値や腹囲などとともに含まれています。
高中性脂肪血症(=高TG血症:高トリグリセライド血症)や低HDL血症は、脂質異常症という診断名になります。
わたくしの専門は、産婦人科で内科は専門ではありませんが、将来的には「small dense LDL」の値が、新しい指標として入ってきたりするのかなと感じました。
メタボリックシンドロームの予防のため、まずは、痩せなきゃです。
帰りにジムに行き、せっせと運動に励んだ木曜の夜でした。