こんにちは看護部スタッフです。
今回は月経をテーマにしてお話しようと思います。
月経(生理)とは、約1ヶ月の周期で子宮の内側にある子宮内膜が出血を伴いながら剥がれ落ち、体外へ排出されることを言います。
最初の月経(初経)が始まると、女性の体は毎月妊娠に備えた準備をするようになります。
正常な月経の目安としては、
初経年齢:平均12歳 月経周期:25-38日間 出血持続日数:3-7日間
1周期の総出血量:20-140ml 閉経年齢:45-56歳
と言われております。
皆様ぜひご参考にしてみてください。
それでは、月経は4つのサイクルに分かれていて
月経期、卵胞期、排卵期、黄体期となるのをご存知でしょうか?
それでは、この4つのサイクルをもう少し詳しくみていきましょう。
月経期:妊娠が成立しなかった場合、卵胞ホルモン(エストロゲン)、黄体ホルモン(プロゲステロン)の量が減ります。
子宮内膜が出血をともなって剥がれ落ち体外に排出されます。
卵胞期:月経が終わってから、排卵までの卵胞ホルモンの分泌が多い時期です。
卵巣の中の原始卵胞が成熟し、卵胞ホルモンが多く分泌されるとその影響で内膜が厚くなります。
排卵期:卵胞ホルモンの分泌がピークに達すると、LH(黄体化ホルモン)と呼ばれる下垂体ホルモンが急激に増加して、成熟卵胞から卵子が飛び出します。(これを排卵といいます)。
排卵後の卵胞は黄体と呼ばれる組織に変化します。
黄体期:排卵後から月経までの黄体ホルモンが多く分泌される次期です。
子宮内膜の厚みが増し、受精卵が着床しやすい環境を整えていきます。
この4つのサイクルが毎月からだの中でおこっているということです。
女性の身体の仕組みは不思議ですね。
赤ちゃんを受け入れる体作りをほぼ毎月、何十年と繰り返していくんです。