小雨がシトシトと降る土曜日、外来診療時間を大幅に短縮しまして、市ヶ谷にあります私学会館に赴き、母体保護法指定医師研修会に参加してきました。
新型コロナウィルス感染症により、延期されていました研修会ですが、漸く開催されることになりました。
当院では、流産手術とともに人工妊娠中絶手術も診療メニューにございます。
母体保護法には「母体保護法第14条による指定医師の指定基準」の項目があり、そこで求められているものは①人格、②技能、③設備の3項目です。
資格を更新するためには、定期的に研修会に参加する必要があります。
この流産・人工妊娠中絶に対する手術ですが、当院ではMVA法という最新の方法で手術を行っています。
この方法では、手術により子宮内膜や子宮筋層に傷が残る(=術後の後遺症が起きる)可能性はほぼゼロです。
手術には、痛みがつきものですが、当院では、麻酔については①全身麻酔あり②局所麻酔のみの2つから選択することができます。
特に、妊娠されて間もない方は、局所麻酔のみの場合でも、2種類の痛み止めを併用しますのでほぼ痛みを感じることなく手術を受けることができます。
痛みに弱く全身麻酔をご希望される方には、プロポフォールという最新の麻酔薬を用いるため、ドルミカムなどを使用する従来法と比べると、無痛であるだけでなく麻酔からの覚醒が早いのが特徴です。
当院では万全を期し、専門の麻酔科医が麻酔を担当し、術者(=院長)は手術に専念する大学病院や総合病院と同じスタイルで手術を行っています。
インターネットなどに痛みが強いと書かれている「前処置」については、当院では従来のラミナリアではなく、スポンジのような特殊素材を用いるので、前処置をした方で痛みを訴える方はほぼいらっしゃいません。
勿論、前処置なしでも手術を行うことが可能ですが、この場合には、手術室にて子宮頚部の神経のブロック注射(局所麻酔)を行うことが多いです。
口コミサイトにも当院の手術に関しての患者さまの口コミが散見されるようになりました。
宜しければ、口コミもご覧くださいませ。